はじめに
情報システム部の方で、ITに詳しいだろうからという理由で、ビジネス用のシステム開発のマネージメントをするように依頼されることはないでしょうか?
実際は情報システム部の仕事と、ビジネス用システムの開発は大きく異なるものかと思います。
また、非IT企業では、システム開発を依頼する機会も少なく、一発勝負になることも多いです。
そんなお悩みを解決できるよう、いち非IT企業の情報システム部メンバーとして、実体験に基づくシステム開発の依頼の流れをまとめさせていただきました。
システム開発でお悩みの方は、是非見てみてください!
またITベンダーの皆さんにも企業側はこんなこと考えてるんだなーと思ってみていただければ嬉しいです。
総合試験とは?
構築したシステムが全体で予定通りの機能を満たしているか、要件通りの構築ができているかを検証する試験。
本番と同等の環境でテストをすることにより、開発環境では検知できないバグを検出する。ここでバグが大量発生すると厳しい。
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総合試験観点
総合試験においては、機能項目と非機能項目の試験を実施する。
機能項目試験
観点としては以下
- 機能要件が満たせていることを確認する。
- ユースケース・業務フローなどを元に、より本番に近い形で実施する。
- 要求者側(ビジネス側)にこのタイミングで入ってもらえれば、バグを早期に発見しやすい。
非機能項目試験
観点としては以下
- 非機能要件が満たせていることを確認する。
- 性能試験・負荷試験・障害許容性試験などを行う。
- 脆弱性診断を実施する場合は、このタイミングで行う。(実施する場合は、RFPに明記する)
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